スペインを制すにはモバイルを制す

何が起こってもインターネットにさえ繋がっていればどうにかなるって話もあります。たとえ現地で迷子になったとしても。現地語でしか通じないとしても。

しかしながら、海外の携帯事情は各国まちまちで、毎回海外に行くときはいつもどのように環境を構築すべきか悩まされます。トルコなんか１日しか繋がらなかったし（どうやら自国の端末が必要なようです）。

で、スペインでも同じ。繋がらなくてはいけません。

（１）SIMフリー携帯を買おう

SIMフリー携帯を買ってください（=> ちょっとまった。短期滞在の場合、国際ローミングやレンタルルータのほうが安い場合もあります。海外に良く行く人向けです）。SIMフリールータもいいですがアクティベーションでSMSが必要になる場合もあり、携帯を買っておいて損はないと思います。DocomoであればSIMロック解除を5000円くらいでやってくれるみたいですが。Expansysで7000円台から売っています。下の写真はHTC Explorer。なかなか高機能です。ちなみにWindows Phone7は、テザリングができないという情報もあり、こちらにしてみました。

（２）SIMカードを買おう

 　次に現地でSIMカードを買いましょう。「データ通信専用カードをください。」っていうのはこんな感じだそうです。でもSIMフリー携帯買ったので音声も必要なんだよな・・ ちなみにSIMカードのみ買うことができるのはYoigoという通信会社だけらしい。他社はUSB端末といっしょに購入することになります。

プリペイドSIMカードをください 　　 Tiene Prepago Solo SIM de Tarjeta (LA DEL SEIS)
９日分のインターネット利用です 　　（9 dias User internet）　・・・たぶんこれいらない
私は電話をしたくない　　　　　　　（No quiero hablar teléfono） ・・・たぶんこれ要らない
現金で購入します　　　　　　　　　Quisiera comprar en efectivo

YOIGOの場合、インターネット通信用としてはHSDPAで(GSMは無い) 3ユーロ/日で、一日の通信量が100MBを超えると通信速度が64kbpsにされてしまうという仕様という情報がありました。しかしながら恐らくこのサービスは現在ではUSBタイプの通信カードと一緒に購入するときで、永続性がなければさらに39ユーロ取られるようです。 

 　で、Yoigoのページを直接見ましたよ。Solo SIM - TARJETA  20ユーロから。

高速インターネット（HSPA+)に対応した8cent /min の LA DEL OCHO と 6cent/min のLA DEL SEISとがあるようです。 なるほど、これならわかります。ただ残念ながらHDPA+に対応した携帯は持ってないす。だからLA DEL SEISですね。これだと0.36ユーロ/時間、７時間使っても2.5ユーロくらいですか。安いね。OK。これだ。でもなんでこんな情報がどこにもないんでしょうね・・ていうか、日本に転がってる情報って結構いいかげんか古いか。ちかれました。

で音声との一体契約は・・なんか、YoigoページのいろんなところでVOIPって話がでてきますが。Yoigoって音声サービスやってないのかなぁ・・って印象。チャージ区分もひとつだし。そう考えていた方が良さ気な気がしてきた。情報のある方教えて下さい。

＝＞＞＞ 現地行って来ました。

結論：Yoigo（ジョイゴと発音する）のSolo SIMは20€であった。そして１日あたりのデータ通信量は1.3€（だったかな。記憶）、それが20€超えるまでは使えます、ということであった。またデータだけでなく当然電話も使うことができます。”データ通信のみ” とあえていう必要はありません。

通信制限についてはあまり聞くことができませんでしたが、あまり使い過ぎるとやはり使い物にならないくらい遅くなるという感じでしたので、緊急用にあくまでも必要最小限の利用と割り切る必要があるかと思います。使い放題になるとやはり海外パケットし放題か、レンタルルータを準備したほうがよさそうです。

通話についても、回数が限られるなら国際ローミングの選択肢もあるかと思います。  

 そして、SIMカード調達の最大の問題点は、「マドリッド空港にSIMカードが売っていない」というところでしょうか。もちろん町中では売っています。しかしツアー等のスケジュールもあり、限定的な店舗の営業時間に合わせて来店するのは至難の業です。自分の場合結局マドリッドでの調達は諦め、マラガの駅での購入となりました。SIMカード購入を考えられているかたは「SIMカードを購入する」というスケジュールを予め組み込んでおく必要があるでしょう。また購入したのはYoigoショップでしたが、Phone Houseの店員の知識はダメダメで、「外人はSIMカード購入できないよ」とかいい加減なことを言う感じがあり、行くのでればYoigoの店舗がオススメです。

（３）インターネットを設定する

Yoigo社 APN: internet Dial: *99***1# username: yoigo password: yoigo

↑こんな設定じゃなかったなぁ。設定もAPNをinternetにする程度、Dialも勝手に*99#のデフォルトでつながったような気がします。 

Lebara社 APN: gprsmov.lebaramobile.es Dial: *99***1# User Name:　空欄　 Password: 空欄
Movistar社（Telefonica o2）APN:movistar.es ID:movistar Password：movistar
vodafone社 　ノーマルSIM APN：airtelnet.es ユーザー名：vodafone パスワード：vodafone
マイクロSIM APN：ac.vodafone.es ユーザー名：vodafone パスワード：vodafone 

（４）リチャージする

さて、最大の難関はスペイン語しかない各社ホームページでいかにリチャージをするかです。お店でするのもいいかもしれませんが、インターネットから出来るに越したことはありません。夜中の時間の空いた時間にリチャージできます。

で、Yoigo。なんとトップページにリチャージできる箇所がありましたよ。でも音声とパケットの区別ってどうすんでしょう・・謎のまま突入か！！  ＝＞多分VoiPやれってことでデータのみのような気がします。

追記：なんとスペインのクレジットカードではないと使えないのではという情報あり。しょうがないので店舗チャージ（Yoigo , Phone House）ですかね・・・各地のチャージポイントをチェックか？？

＝＝＞　結局一日1.3€程度だったのでリチャージまでに至りませんでした。 

ちなみにYoigo社のホームページは、憶えるまでもなく、 http://www.yoigo.com/ です。

（５）SIMカードが購入できないとき

このときは仕方がないので国際ローミングすね。
Softbank海外パケットし放題キャリア（〜2980円／日）
 　　TME社 　Movistar/Movistar ES/214007
 　　Vodafone Spain社 　vodafone ES/voda ES/E AIRTEL/AIRTL/214001

（６）トランジットでの通信

トランジットの通過国では、やはりSIMを購入等面倒な点が多い。そのため海外パケットし放題を使用すると思いましたが、実は喫茶店に電源や無線LANがあったのを思い出しました。有料になりますが空港内のそういった施設も増えていると思うので調べてみたほうがいいかと思います。下記念のためメモ。

Softbank海外パケットし放題　トルコ　VODAFONE TR/VF TR/TR TELSIM/TLSIM/286002

＝＝＞ 結局無料の無線LANはなし。飲食店で提供しているインターネットもDNSサーバのアドレス配信がなく使えず。他テュルク空港のインフォメーションに有料無線LANはないかを聞いても、飲食店を教えるだけで結局海外パケットし放題をつかってしまいましたが、フードコートのトイレの前に、１日（？）15ドルで無線LANを売っているこじんまりしたコーナがありました。でも対応したやつの態度が気に入らず、結局通信なしで過ごしましたよ。まぁインターネットにつながらない日ってのもありかとｗｗ

そんな感じすかね〜。